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マンションの間取り図の見方は?暮らしやすい部屋選びのチェックポイント

コラム 2024.06.28

マンションの部屋選びの際は、まず「間取り図」を見て候補を出してから内見に行くことが一般的です。
しかし間取り図には記号やアルファベットが使われており、見方がよくわからないという方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、マンションの間取り図を見る際の基礎知識を解説します!
暮らしやすいマンションの部屋選びのポイントも解説するので、ぜひ最後までご覧いただき、マンション選びの参考にしてください。

マンション間取り図の基礎知識

ご自身のライフスタイルに合った部屋選びをするためには、間取り図について理解を深めることが大切です。
間取り図に示された情報を読み取り、どのような部屋なのかをイメージできるように、基礎知識を知っておきましょう。

マンションの間取りによく使われる略称

間取り図では、部屋をアルファベットの略称で表記しています。
部屋の略称と呼称、特徴を理解しておくと、どのような空間かイメージがしやすいです。

まずは、マンションの間取り図でよく使用される略称の一例を紹介しましょう。

略称 部屋の呼称 部屋の特徴
LDK リビング・ダイニング・キッチン リビング、ダイニング、キッチンがひとつづきの部屋になった空間。
WIC ウォークインクローゼット 歩いて中に入れるような広さがあるクローゼット。
WTC ウォークスルークローゼット 出入口が2つあり、歩いて通り抜けができる

クローゼット。

FC ファミリークロゼット 衣類などが収納できる大型クローゼット。WICやWTCほどの広さはない。
SB シューズボックス 靴箱。
SC シューズクローク 玄関横に設けられた、靴のまま出入りできるクローゼット。
SIC シューズインクローク
S サービスルーム 「居室」の条件を満たしていない部屋。収納・書斎・ゲストルームなど他の居室と同じように使える。
UB ユニットバス 壁・天井・床・浴槽が一体化した浴室。
MB メーターボックス ガス、電気、水道のメーターを収納した場所。
PS パイプスペース ガスや水道の配管スペース。

サービスルームやクローゼットなどの居室として扱えない部屋は、「3LDK+WIC」「3LDK+S」のように間取りに「+」をつけて表記されます。

戸の記号

間取り参考 | エンクレストガーデン福岡「C7type 4LDK 82.67㎡」
※2024年6月4日時点での販売住戸間取り

間取り図からは、戸の形状や使い勝手も読み取ることができます。

【1】片開き戸・・・扉の左右どちらかを軸にして開閉する一般的なドア。
【2】片引き戸・・・壁に沿って開閉するドア。
【3】両開き戸・・・2枚の扉が中央で開くタイプ。
【4】折れ戸・・・扉を折り畳むかたちで開けるタイプ。
【5】2枚折れ戸・・・折れ戸を2つ組み合わせたタイプ。

開き戸の特徴は、気密性と遮音性に優れていること。
一方引き戸は、開けっ放しでも邪魔にならないのが魅力です。

上記の間取りの洋室(4)とリビング・ダイニングの間に採用されているのは「2枚片引き戸」と言って、2枚とも重ねて壁に引き込むことができるドアです。
「開けっぱなしにすることでリビングと一体の広々とした空間を作れそう」「部屋を区切ればプライベートな空間として使えそう」など、間取り図から情報を読み取り、生活をイメージしてみましょう。

部屋の広さ

一般的に、土地や建物の面積の広さを表す際には「坪」や「平米(㎡)」、部屋の広さを表す際には「畳」と言う単位が使われます。
「平米(㎡)」は1×1m、「畳」は畳1枚分の大きさです。
「坪」はおおよそにはなりますが、約畳2枚分と覚えておくといいでしょう。

1畳 = 約0.5坪 = 1.62平米(㎡)

部屋の方位

方位記号で「N」と表記されている方が北側、その反対が南側です。
部屋の方位によって日当たりや眺望が大きく変わるので、マンションの部屋選びの際は部屋の方位も重要なポイントになってきます。

間取り図で見る、暮らしやすいマンションの部屋選びのポイント

間取り図の見方が分かるようになると、お部屋選びがしやすくなります。
ここからは間取り図から読み取れる、暮らしやすいマンションの部屋選びのポイントを解説しましょう。

ポイント1.部屋の広さをチェックする

まずチェックしたいのが、部屋の広さです。
国土交通省は、豊かな暮らしを送るために必要な住宅の面積を以下のように定めています。(※1)

単身者 2人以上の世帯
一般型誘導居住面積水準 55㎡ 25㎡×世帯人数+25㎡
都市居住型誘導居住面積水準 40㎡ 20㎡×世帯人数+15㎡

※世帯人数が4人を超える場合は、上記の面積から5%を控除する。

マンションで参考にするのは、「都市居住型誘導居住面積水準」です。
つまりマンションの広さは、世帯人数別に以下が目安となります。

  • 単身者・・・40㎡
  • 2人世帯・・・55㎡
  • 3人世帯・・・75㎡
  • 4人世帯・・・90.25㎡

ただこちらはあくまでも、「豊かな暮らし」を送るために必要と考えられている面積。
75㎡あれば、4人世帯の場合でも十分に生活できるでしょう。

家族構成別のマンション選びのポイントについては以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。
>>独身でマンション購入するメリット・デメリットは?購入時の注意点を解説
>>二人暮らしに最適なマンションの選び方。おすすめの間取りも紹介
>>三人家族・四人家族が知っておきたいマンションの選び方。おすすめ間取りも紹介

ポイント2.部屋の数をチェックする

3LDKや4LDKなど「LDK」の前の数字は、LDK(リビング・ダイニング・キッチン)以外にある部屋の数を示しています。
つまり3LDKの場合は、LDK以外に3つ部屋があるということです。
マンションの部屋を決める時は、この数字が部屋として使いたい数だけあるかをチェックしましょう。
現時点の家族構成だけでなく、人数が増える・減る可能性も考慮することが大切です。

ポイント3.収納をチェックする

収納のチェックポイントは、「1部屋に1つ以上あること」。
家族のものをまとめて収納できるFC(ファミリークローゼット)があると、洗濯物をまとめて片付けられるようになり家事の時短につながります。
上着やバッグを収納できるSIC(シューズインクローク)があると、出勤や登校時の準備もスムーズに行えるでしょう。

WIC(ウォークインクローゼット)とWTC(ウォークスルークローゼット)は表記が似ているので間違えやすいのですが、通り抜けできるかできないかで大きく使い勝手が異なるので、しっかりとチェックしておきましょう。

収納を重視したマンション選びのポイントは、こちらの記事で紹介しています。
>>マンション収納の種類には何がある?間取りを見て生活をイメージしよう

WTC(ウォークスルークローゼット)・SC(シューズクローク)が気になる方は、こちらの記事もぜひチェックしてください。
>>ウォークスルークローゼットに最適な間取り例やメリット・デメリットを紹介
>>シューズクロークでマンションの収納をさらに快適に!気になる間取りも紹介

ポイント4.生活動線・家事動線をチェックする

暮らしやすいマンション選びで欠かせないのが、生活動線や家事動線のチェックです。
朝起きてから寝るまでどのような動線をたどることになるのか、間取り図をなぞったり書き込んだりして考えてみましょう。

例えば朝の忙しい時間を効率よく過ごしたい方には、LDKから洗面室に入れる間取りがおすすめ。
キッチンと洗面室が近い間取りなら、朝ごはんを作る合間に洗濯機を回すなど家事を効率的に行えますし、身支度をしながらでも子どものお世話ができます。
室内をぐるりと回れる回遊性のある間取りなら、室内を行き止まりなく移動できるので、家事もよりスムーズに進められるでしょう。

家事動線でチェックすべきポイントについて、詳しくは以下の記事をご覧ください。
>>マンションの使いやすい家事動線とは?実例をもとに解説

ポイント5.ドアの種類をチェックする

意外と盲点になりがちな、ドアの種類も間取り図で確認しておきましょう。
仕事をするスペースやプライバシー重視の部屋には、遮音性に優れた開き戸がベストです。
気密性にも優れているので、部屋の室温を快適に保つこともできます。

一方ドアを開けっぱなしにしたい部屋、家族の気配を感じながら過ごしたい部屋のドアには、引き戸がおすすめです。
開閉にスペースを取らないので、引き戸ならすぐそばに家具を配置することもできます。

ポイント6.日当たりをチェックする

部屋の方角や窓の位置から、日当たりのよさを考えてみましょう。
人気が高いのは、南向きにリビングが配置された日中の日当たりがいい間取りです。
寝室として使いたい部屋が東向きだと、朝日が差し込みスッキリと目覚められるでしょう。

ただし、南側や東側に大きな建物が建っているなど、マンションの立地によってはイメージ通りの採光が得られない可能性もあります。
間取りで方位を読み取ることは大切ですが、日当たりや眺望は必ず現地に足を運んで確認するようにしましょう。
可能であれば、午前と午後など時間を変えての確認がおすすめです。

新築分譲マンション「エンクレストガーデン福岡」のモデルルームを見に行こう

暮らしやすい快適なマンションを選ぶための第一歩は、間取り図の見方を知り、間取り図から暮らしをしっかりと想像すること。
間取り図で理想のプランを見つけたら、ぜひモデルルームに足を運んでみましょう。
新築マンションでは完成するまで実際のお部屋を見ることができないので、モデルルームでしっかりと設備や動線、居心地の良さを見極めることが大切です。

2025年12月、福岡市中央区小笹に誕生予定の「エンクレストガーデン福岡」では、地下鉄六本松駅から徒歩3分の場所にマンションギャラリーをご用意しています。
モデルルーム見学前には、以下のモデルルーム見学のポイントについてまとめた記事を、ぜひ読んでからご来場ください。
>>新築マンションのモデルルーム見学を充実させるためのポイントを解説

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また「エンクレストガーデン福岡」では、オンラインでもマンションのご質問やご相談を受け付けております。
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参考
※1 国土交通省 住生活基本計画(全国計画)令和3年3月19日
https://www.mlit.go.jp/common/001392030.pdf

お問い合わせは、
「エンクレスト ガーデン福岡」
マンションギャラリー

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