オール電化とガス併用。マンションを購入するならどちらを選ぶ?
コラム 2025.02.28
マンション選びではつい、立地条件や間取りが気になりますが、オール電化かガス併用かといった条件も大切なポイントです。
今回は、オール電化マンションとガス併用マンションのどちらにするか迷っている方に向け、それぞれの特徴やメリット・デメリットを解説します。
都市ガスとプロパンガスの違いや、オール電化は本当に光熱費を抑えられるのか?など、気になる疑問についてもお応えしますので、ぜひ参考にしてください。
オール電化マンションとガス併用マンションの違いとは
オール電化マンションとは、照明や家電だけでなく、調理機器や給湯設備などの熱源にも電気を利用しているマンションのこと。
一方でガス併用マンションは、照明や家電用の電源を確保しつつ、給湯器やコンロにガスを使用するなど、一般的に広く普及しているタイプのマンションを表します。
ガス併用からオール電化へのリフォームは、キッチンにIHヒーター用のコンセントを取り付けたり、ガス給湯器を電気式給湯器に交換したりすることでできます。
しかしオール電化からガス併用へのリフォームは、マンション内にガス管が備わっていないと対応できません。
マンションを購入するなら、オール電化とガス併用のどちらにするかについても、十分な検討が必要です。
オール電化マンションのメリット・デメリット
オール電化マンションのメリットとデメリットは、以下の通りです。
オール電化マンションのメリット |
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オール電化マンションのデメリット |
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オール電化マンションは、基本料金を電気に集約できるため、光熱費を節約しやすい点が魅力的。
火を使わないので火事のリスクも少なくなりますし、フラットな形状のIHヒーターはガスコンロと比べて、お手入れもしやすいです。
また電気は災害時の復旧が比較的早いことも、オール電化が選ばれる理由の1つになっています。
一方で、オール電化住宅向けの電気料金プランは、夜間の電気代を割引く代わりに昼間の電気代を割増しするため、日中を家で過ごすことが多い人は負担が重くなりやすいです。
さらにオール電化の設備は初期コストがかかりやすく、IHで使える鍋やフライパンの形状や素材も限られるため、買い替えが必要になるケースもあります。
また停電時にほぼすべての機能が使えなくなることも、オール電化のデメリットの1つとして挙げられるでしょう。
ガス併用マンションのメリット・デメリット
続いて、ガス併用マンションのメリットとデメリットを紹介します。
ガス併用マンションのメリット |
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ガス併用マンションのデメリット |
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ガスコンロの多くは乾電池を電源としているため、停電時も気にせず火を使えます。
また直火で加熱するガスコンロは使える調理器具の範囲が広く、土鍋や中華鍋なども使用可能。
火力を活かしてあおる調理もできるため、料理へのこだわりからガスコンロを選ぶ方も多くいます。
一方でガス併用マンションは、電気とガスそれぞれを契約するため、基本料金が二重にかかります。
また火を使う以上火災のリスクはなくせませんし、都市ガスが供給されないエリアでは割高なプロパンガスを使用するため、光熱費がかかりやすい点にも注意が必要です。
ガスコンロはIHヒーターよりもお手入れに手間がかかる点もデメリット。
天板だけでなくグリルや五徳とお手入れする箇所が多く、凹凸もあるため、なるべくお手入れのしやすい工夫がされた形状や素材のコンロを選択するとよいでしょう。
都市ガスとプロパンガスの違い
ガス併用マンションを検討するなら、都市ガスの供給エリアかどうかも確認しておきましょう。
都市ガスとプロパンガスの違いは、以下の通りです。
都市ガス |
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プロパンガス |
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都市ガスもプロパンガスも一般家庭で使用されますが、原材料や供給方法は大きく異なります。
都市ガスの供給は、道路の下に埋設された専用のガス管が必要です。
ただし設置には莫大なコストがかかるため、人口の多い都市部など限られたエリアでしか供給されていません。
一方、プロパンガスはガス事業者が直接ボンベを届けるため、どの家庭でも利用できます。
ただし料金設定はガス事業者によって異なり、運送コストもかかるため都市ガスよりも基本料金やガス代の設定が高めです。
光熱費を抑えるなら本当にオール電化が最適?
※イメージ
基本料金を一本化できて、お得な電気プランも選べるオール電化マンションは、ガス併用マンションと比べて光熱費を抑えられる印象があります。
しかしオール電化住宅向けの電気料金プランは、夜間の電気料金を抑える一方で日中の電気料金を割高に設定しているケースが多く、必ずしも光熱費を抑えられるわけではありません。
在宅ワークや小さなお子さまを育児中のご家庭など、日中を家で過ごすことが多いなら、かえって電気料金の負担が重くなってしまう場合もあるでしょう。
都市ガスの供給エリアに限ってみると、オール電化マンションよりもガス併用マンションの方が光熱費を抑えられることもあります。
自分が日中どのように過ごしているかをイメージし、どちらが適しているか考えてみるとよいでしょう。
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オール電化はお手入れしやすく、光熱費も抑えられるイメージもありますが、日中の電気料金が割増しになるなど注意が必要です。
いったんオール電化マンションに入居すると、ガス併用へのリフォーム工事も難しいため、オール電化にするかガス併用にするかは、慎重に考えていく必要があります。
オール電化マンションかガス併用マンションかを決めかねるなら、入居後に比較的柔軟に対応しやすいガス併用マンションを検討してはいかがでしょうか。
福岡市中央区に誕生する新築マンション「エンクレストガーデン福岡」は、ガスコンロとIHヒーターをどちらも選べるガス併用マンション。
建設予定地は都市ガスの供給エリアであり、プロパンガスよりも光熱費を抑えてガスを使用できるのも魅力です。
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スーパー併設マンションについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もおすすめです。
>>複合型マンションとは?住まい探しで考えたいスーパー併設マンションの魅力
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参考
※1:Rinnai「ウルトラファインバブル給湯器」
https://rinnai.jp/ultrafinebubble/
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