マンションにおける火災保険の必要性とは?選び方や加入の注意点を徹底解説!
コラム 2025.03.27
マンションを購入するときは、火災保険への加入を検討する必要があります。
しかし「マンションに火災保険って必要?」「どうやって選べばいいの?」と悩む方も多いのではないでしょうか。
この記事では、マンションにおける火災保険の必要性や、費用相場について詳しく解説します。
火災保険の選び方や注意点についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
分譲マンションに火災保険は必要?
まずは、火災保険の概要とマンションならではの特徴、加入しなかった場合のリスクについて見ていきましょう。
そもそも火災保険とは?
火災保険とは、火災で生じた損害を補償する保険です。
火災だけでなく、雷、台風、水害などの自然災害による損害も補償の対象となります。
火災保険に入っていれば「自宅で火事が起きてしまった」「台風で窓ガラスが割れた」などの場合に、保険会社からお金が支払われるため、自分で全額負担する必要がありません。
つまり火災保険は、「もしもの時のための経済的な備え」というわけです。
マンションならではの特徴
マンションには大きく分けて「共用部分」と「専有部分」の2つの部分があり、それぞれの部分は「管理組合」と「個人」で分けて契約する仕組みになっています。
共用部分 | 住人全員で使う共有のスペース(エントランス、エレベーター、階段、廊下など) |
専有部分 | 個人の住居スペース(壁、床、天井、キッチン、洗面所など) |
共用部分の火災保険は、一般的にマンションの管理組合が加入します。
一方で専用部分の火災保険は、住居を購入した人が自分で加入する必要があるので知っておきましょう。
マンションは未加入によるリスクが高い
マンションで火災保険に入らないことは、とても大きなリスクを伴います。
例えば火事が発生したり、台風で窓ガラスが割れたりした場合、その修繕費用をすべて自己負担しなければなりません。
このような事故の修繕費用は、数十万円から数百万円になることもあり、火災保険がないと家計に大きな打撃を与えてしまうこともあります。
将来の安心のためにも、マンションを購入する際は火災保険への加入をおすすめします。
マンションの火災保険の選び方
ここでは、マンションでの火災保険選びのポイントを解説します。
ポイント1. 共用部分の保険でどこまでが補償されているのかを把握する
先ほど軽く触れましたが、マンションには「共用部分」と「専有部分」があり、共用部分の火災保険は管理組合が加入します。
ここで注意すべきなのが、共用部分の保険でどこまでが補償されているのかを把握すること。
事前に管理組合に確認しておけば、保険の重複加入を避けることができます。
共用部分で補償されていない部分については、個人で追加の保険加入を検討しましょう。
ポイント2. 自分に必要な補償範囲を決める
火災保険の補償範囲は、次の2つの選択肢から自分に必要なものを選択しましょう。
- 専有部分のみの補償・・・部屋自体のみが保険の対象
- 専有部分+家財の補償・・・部屋に加えて家財も保険の対象
「専有部分のみの補償」の場合、保険料は比較的安くなりますが、家具や電化製品などの家財が損害を受けた場合は補償されません。
一方「専有部分+家財の補償」の場合、保険料は高くなりますが、家財が被害を受けた場合でも保険金が支払われます。
ポイント3. 火災保険と一緒に地震保険の加入が必要が検討する
火災保険だけでは、地震による損害は補償されないという重要な特徴があります。
マンションは一般的に耐震性が高いと言われていますが、大地震の際は深刻な被害を受ける可能性がゼロというわけではありません。
そのため、地震が起きやすい地域に住んでいる場合や被災時の修繕費用の支払いが難しい場合には、火災保険と一緒に地震保険への加入を検討することをおすすめします。
マンションの火災保険料の目安
ここからはマンションの火災保険について、具体的な数字を用いてシミュレーションしてみましょう。
今回、シミュレーションを行うマンションの条件は以下の通りです。
- 建物の所在地:福岡県福岡市中央区
- 建物構造:M構造(一般的なマンション構造)
- 築年数:新築
- 保険金額:建物2,000万円、家財:300万円
上記の条件でシミュレーションを行った場合、保険料は以下のようになります。
- 火災保険のみの場合:年間1〜1.9万円程度
- 地震保険を含めた場合:年間1.8〜2.7万円程度
なお、これはあくまでのシミュレーションであり、マンションの火災保険の相場は、建物の所在地や建物構造、築年数などによって大きく異なります。
また保険会社によっても異なるため、保険料を抑えたい場合は、複数の保険会社を比較検討するとよいでしょう。
ただし保険料を抑えることだけを考えるのではなく、必要な補償はしっかりと確保することが重要です。
マンションの火災保険に加入する際の注意点
火災保険に加入していても、すべての損害が補償されるわけではありません。
以下のケースでは、保険金が支払われない可能性があるため注意しましょう。
- 契約内容に含まれていない損害
- 経年劣化や管理不足が原因の損害
- 免責金額に満たない損害
まず、契約内容に含まれていない損害です。
基本補償だけでは、台風や洪水などの災害による被害が含まれていないことがあるので注意してください。
次に、経年劣化や管理不足が原因の損害です。
建物の老朽化による損傷や、適切な管理が行われていない場合の損害は、保険の対象外となります。
最後に、免責金額に満たない場合です。
免責金額とは「この金額までは自己負担」とする設定のことで、保険金は損害額が免責金額を超えた部分についてのみ支払われます。
例えば10万円の免責金額が設定されている場合、修理費が8万円なら全額自己負担となります。
その他にも、機能上問題がないと判断された場合や、施工不良による損害には、火災保険はおりません。
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マンションの火災保険は、専有部分のリスクをカバーするために欠かせません。
共用部分の保険内容を正しく把握し、適切な補償範囲を選びましょう。
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